労働争議急増[労]1917
労働争議急増[労]1917
ストライキ件数と参加人員数は,1916年の108件8413人から’17年には398件5万7309人へと急増し,同年以後労働争議の新たな段階が始まり,1920年に反動恐慌が発生し労働側が守勢にたたされるまで,労働争議の高揚がつづいた.争議発生の直接の理由は物価の上昇であるが,急増の背景は,大戦下の経済発展に伴い労働者数が増大し,労働市場が売手市場になっていたことであった.〔参〕《岩波講座日本歴史》18巻,1975.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。