富士瓦斯紡績押上工場スト[労]1917.7.29
富士瓦斯紡績押上工場スト[労]1917.7.29
前年12月の18%賃上げ要求に対し善処方が約束されていたが実施されず,7月の再要求となった.要求は拒否されて男工400人全員参加のストに突入したが,友愛会長の調停も会社に拒否され,争議団内に動揺が生じた.謝罪・無条件就業となり,6日間に及ぶストも腰くだけに終わった.同工場には当時140人の会員をもつ友愛会支部があり,繊維産業における拠点的な支部であった.以後労働組合へと成長していく最初の足踏みであった.〔参〕《全繊同盟史・1》1962.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。