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メキシコ1917年憲法[国]1917.1.31

メキシコ1917年憲法[国]1917.1.31

   メキシコ革命はブルジョア・地主的反対派の勝利に終わったが,カランサ政権は農民や労働者の運動をとりこむために,当時世界で最も民主主義的な憲法を制定した.自由主義的な1857年憲法を基礎にした’17年憲法でとりわけ注目されるのは,土地の所有権と地下資源の領有権を国民に帰するとした27条,および1日8時間労働,児童・婦人労働の保護と禁止,産休制,最低賃金制,同一労働同一賃金,団結権とスト権を定めた123条であった.これらは当面実現されなかったとはいえ,’30年代に行われたカルデナスの改革の基礎となった.〔参〕岡部広治〈メキシコ革命〉(《岩波講座世界歴史・23》1969).




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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