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堺利彦,総選挙立候補[社]1917.1.26

堺利彦,総選挙立候補[社]1917.1.26

   売文社に集まる社会主義者は1915年3月に文壇の自由主義者と共同で馬場孤蝶を立候補させたが,2年後の’17年4月総選挙では堺利彦自ら立候補した.議会解散の翌1月26日付《東京朝日新聞》に推薦広告が出され,山崎今朝弥らが選挙委員となった.官憲の取締りは厳しく,演説会はことごとく禁止され,得票はわずか25票であった.しかし,これは〈冬の時代〉以後社会主義者が公然と姿をあらわす機会となり,普選運動に積極的に参加する契機となった.〔参〕松尾尊兊《大正デモクラシー》1974.⇒1910[社]12.31.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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