賀川豊彦《貧民心理の研究》[文]1915.11.15
賀川豊彦《貧民心理の研究》[文]1915.11.15
《死線を越えて》とならぶ賀川豊彦の代表作,警醒社書店より刊行.神戸新川の〈貧民窟〉での居住体験と,人文・社会・自然科学の理論を総動員して〈貧民〉の生活状態・生活環境そしてその心理を描いている.〈貧民心理学〉を標榜するが,本書には〈貧民〉が解放されるためにはどのような物質的補助・改良が必要か,また精神的唱導がなされるべきかという問題意識が貫かれている.〔参〕林哲介編著《炎は消えず・賀川豊彦再発見》1982.⇒1909[文]12.24.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。