米価調節令[経]1915.1.25
米価調節令[経]1915.1.25
第1次大戦開戦以降,低落基調にあった米価の維持回復のため,1914年12月に政府は追加予算として国債整理基金より1500万円を支出して米の買入及び売買経費に充当する旨の法律案を提出した.しかし,解散のため審議にいたらず,政府は同案を勅令をもって翌15年1月に制定した.同令による政府買上量は18万石に達したといわれ,その結果,米価は思惑買いもあって12月の12円台から2月には14円台に上昇した.〔参〕大森真一郎《米価政策史》1960.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。