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山縣憲一,《職工組合論》[文]1915.1.5

山縣憲一,《職工組合論》[文]1915.1.5

   日本の学者による最初の本格的な労働組合の研究.ブレンターノとウェッブ夫妻の労作に多くを依拠しているが,とくに労働組合の起源について独自の見解を示している.日本の労働組合についても,とくに賃労働者化した熟練職人の組合に着目し,また友愛会にいたる労働諸団体にも論及している.著者は東京高商在学中,鈴木友愛会会長と親交をもち,また,神戸高商赴任後は地元の同会支部長を引き受けるなど,友愛会の運動と深い繋がりをもった.多くを期待されたが,1917年,留学中のスイスで死亡した.〔参〕池田信《日本社会政策思想史論》1978.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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