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名古屋市の電車値下げ運動[社]1914.9.6

名古屋市の電車値下げ運動[社]1914.9.6

   名古屋電鉄経営の市内運賃は区間制を採用,他都市に比し高価であった.そのため市会は意見書を提出,8月末以降各所で盛んに演説会も開かれ,9月6日には新聞記者などの主催する市民大会が開催された.しかし閉会後,暴動へと発展,電車や交番・派出所が焼き打ちされ軍隊が出動する事態となった.10日までつづいた暴動の検束者は342人に達した.これらの運動の結果,電車賃は値下げされた.〔参〕斎藤勇《名古屋地方労働運動史・明治大正編》1969.⇒1906[社]3.6,1909[社]1.12.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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