帝国公道会[社]1914.6.7
帝国公道会[社]1914.6.7
1914年6月7日,大江卓が政・官・財界の名士を網羅して結成した融和団体.明治天皇への報恩と被差別部落大衆への社会主義思想の流入の防止とを課題とし,社会全体に部落大衆への同情を求めた.機関誌《公道》(のち《社会改善公道》)を発行したが,活動は停滞し,米騒動後,その治安対策的立場に批判が高まった.’21年9月,大江が死去すると会は有名無実化し,’27年7月30日,中央融和事業協会に合併吸収された.〔参〕《公道(復刻版)》藤野豊解説,1982~84.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。