《へちまの花》[社]1914.1.27
《へちまの花》[社]1914.1.27
売文社に拠った堺利彦が,大逆事件後の社会主義運動の沈滞期に,同志間の連絡と結合を目的として発刊した新聞型雑誌.1914年8月1日第19号が最終号.執筆者は,堺のほか白柳秀湖・安成貞雄・高畠素之らである.当初は軽い随筆が中心で社会主義的色彩は稀薄であったが,17号よりべーベル〈婦人論〉の訳を掲載するなど徐々にその性格を明確にしていき,《新社会》に継承された.〔参〕《へちまの花(復刻版)別冊》小田切進解説,1962.⇒1915[社]9.1.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。