廃減税運動高揚[社]1914.1.5
廃減税運動高揚[社]1914.1.5
日露戦争の戦費調達のため,営業税・所得税は3倍近くはねあがり,3悪税といわれる織物消費税・通行税・塩専売税が新設され,国民生活は著しく圧迫された.そのため中小商工業者を中心に廃減税運動が起こり,とくに営業税をめぐる運動が活発で1914年にピークを迎えた.全国各地で演説会や大会が開かれ,廃減税を強く要求,陳情も活発であった.民本主義的潮流の一翼を担う運動と評価されている.〔参〕江口圭一《都市小ブルジョア運動史の研究》1976.⇒1906[経]10.16.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。