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《第三帝国》[文]1913.10.10

《第三帝国》[文]1913.10.10

   内に民本主義,外に小日本主義の主張を最も尖鋭に展開した急進的自由主義雑誌.当初月刊から半月刊,1914年10月から旬刊となり,ピーク時の発行部数は1万3千部に達した.詩名はイプセンが理想文明を示す言葉として用いた〈第三帝国〉に,明治藩閥政治を克服する君民同治の新国家創造の意図を託したものである.誌面は自由主義者のほかに堺利彦・大杉栄ら社会主義者にも提供された.また,全国の地方都市・農村に32の読者支部をつくり,投書を組織するなど特色ある方針をとり,普選請願運動も試みた.〔参〕《第三帝国・解説・総目次・索引》松尾尊兊解説,1984.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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