京大沢柳事件[文]1913.7.12
京大沢柳事件[文]1913.7.12
京大総長に就任した沢柳政太郎は,大学改革をうたい,1913年7月独断的に7教授を辞職させた.これに対し,翌年1月14日法科の40余人の教授・助教授は,教授の進退には教授会の同意を求めることを要求して辞表を提出した.ことが政治問題化するのを恐れた奥田文相は’14年1月24日要求をのみ,4月には教授会の人事権を確認した内規が作られた.これに他の帝国大学もならい,大学自治の前進となった.〔参〕松尾尊兊《大正時代の先行者たち》1993.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。