《東洋経済新報》[文]1912.5.5
《東洋経済新報》[文]1912.5.5
1895年創刊の経済誌,とくに1910年代に急進的自由主義の論陣を張ったことで有名.主幹は,敗戦までに天野為之→植松考昭→三浦銕太郎→石橋湛山と移ったが,’12年に三浦に代わるころから,日本の対外膨張政策に正面から反対し,〈小日本主義〉の旗を掲げた.経済誌という性格から発行部数はさほど多くなかったが.〈民本主義〉の時代に,都市中間層を中心とする読者に数々の影響を与えた.〔参〕井上清・渡部徹編《大正期の急進的自由主義》1972.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。