東京市電スト[労]1911.12.31
東京市電スト[労]1911.12.31
東京市による東京鉄道会社の買収に伴って従業員らに退職慰労金が支給されたが,分配の不公平から12月31日車掌・運転手6千人がストに入った.翌1912年1月2日市側が旧重役への支給分を従業員に回すと決めストは収まった.だが12月21,30日の演説会でストを〈教唆〉した片山潜ら3人とストを主導した従業員63人は治警法違反で有罪とされた.〔参〕渡辺菊雄〈明治44-45年東京市電労働者の闘争〉(歴史評論82号).
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。