京都電鉄スト[労]1910.2.11
京都電鉄スト[労]1910.2.11
京都電鉄では車掌・運転手の間に電友会と称する組織があり,会社は規則改正の際,同会と相談するのが慣例となっていた.しかし2月8日,会社側が突然昇給期間の延期等を発表したため,11日電友会役員が中心となって車掌・運転手のほぼ全員280人がストに入った.ストは警察の介入で同日中に終息し,3月17日,主謀者11人は治警法違反で有罪判決を受けた.〔参〕渡部徹編《京都地方労働運動史》1959.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。