大之浦桐野炭坑ガス爆発［経］１９０９．１１．２４

   貝島鉱業経営の同炭坑は福岡県鞍手郡にあり，天保時代の発見である．１８８４年貝島太助により本格的開発が始められたが，この日，同炭坑桐野第２坑で大ガス爆発事故が発生，２５６人が死亡，３４人が重軽傷を負った．当時の年産は６５万トンであったが，’１９年には９３万トンに達し，三池・夕張に次ぎ日本第３の炭坑となった．〔参〕斎藤大吉編《炭礦爆発史》１９１８．

大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』（労働旬報社、1995年）に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。