名古屋電鉄スト[労]1909.8.1
名古屋電鉄スト[労]1909.8.1
名古屋電鉄の経営状態は良好だったが,車掌・運転手は日給38銭・16時間労働という過酷な条件にあった.祭日特別勤務手当全廃をきっかけに,130人中50余人がストに入り,営業課長排斥.車掌45銭・運転手48銭への増額を要求した.辞表提出作戦をとったが,会社側の強硬な態度と復職承認という懐柔策で切り崩され,3日,解雇された中心人物4人への1ヵ月分の俸給贈与,各自自由行動を決議して罷業団は敗北のうちに解散した.〔参〕斎藤勇《名古屋地方労働運動史・明治大正編》1969.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。