米穀検査補償金闘争[社]1908
米穀検査補償金闘争[社]1908
1890年代末から各府県で米穀検査が実施されるようになった.これは,米穀商・寄生地主の利害に沿ったものであったが,小作人には増負担を課す結果となった.そのため,その補償を要求する争議が各地で頻発した.なかでも新潟県中条町周辺の農民が須貝快天を中心に結成した小作人協会の闘争は代表的で,1俵につき10銭の検査補償金をかち取った.〔参〕農民組合史刊行会《農民組合運動史》1960.⇒1916[経]9.1.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。