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日本海員掖済会[経]1908

日本海員掖済会[経]1908

   1880年8月,軍官民の海事関係者により普通船員の保護・養成を目的に設立された.以後,政府補助金を得て,主要港で海員寄宿所,海員病院,高等海員養成所(普通船員から高級船員への昇格を目的とする)を経営するとともに,乗船斡旋,社船の普通船員養成などの事業を行った.1908年5月,全国道府県への支部設置を決め(知事が支部長),年末には会員6万人を超えた.’22年12月,船員職業紹介法施行に伴い,政府の命を受け紹介事務を取り扱ったが,海事協同会設立により’27年紹介事業は廃止した.〔参〕《日本海員掖済会80年史》1960.⇒1926[労]12.14.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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