大阪友禅工スト[労]1908.6.2
大阪友禅工スト[労]1908.6.2
大阪市内の友禅職工は1897年に1200人,1907年に2千人が賃上げ要求のストを打つなどしばしば争議を起こしたが,’08年には戦後恐慌で苦境に立たされた大阪友禅染同業組合が1割5分~2割の賃下げと職工数削減を決定したため,6月2日,50余工場1800人がストに入った.業者代表と職工代表による数回の交渉の後,9日,双方が〈賃金は復旧し向ふ3年間非常なる物価の高低なき限り変更せぬ〉との契約書に調印して解決した.〔参〕北崎豊二《明治労働運動史研究》1976.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。