夕張炭坑スト[労]1907.3.2
夕張炭坑スト[労]1907.3.2
2月の足尾暴動以後7月頃まで各地の鉱山で,賃上げ要求ストや暴動が相次いだが,炭山の場合には依然飯場制度を基礎としていた北海道に集中した.それらのうち夕張炭坑の3月および7月のストは,4月末の幌内炭鉱の暴動とともに大規摸なものであった.これら一連の争議の後,各鉱山では福利施設導入など経営家族主義的労務管理が形成された.〔参〕広川禎秀〈北海道における炭鉱労働者の形成と1907年の北炭争議〉(日本史研究114号).
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。