池貝式旋盤自製[経]1906
池貝式旋盤自製[経]1906
1889年に池貝庄太郎が創設した日本の工作機械工業の草分け的存在である池貝鉄工所は,1905年にアメリカ式旋盤の完全製作を実現した技術を基盤に,翌’06年池貝式旋盤を製作した.この標準型旋盤は,英米式の特徴をとり入れ,ヘッドストックに独自の考案を加えたもので,〈アヒノコ盤〉とも呼ばれ,日本の工作機械工業技術の発展を画するものであった.〔参〕《池貝鉄工所50年史》1941.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。