大阪砲兵工廠争議[労]1906.12.14
大阪砲兵工廠争議[労]1906.12.14
大阪砲兵工廠では,日露戦争時には作業が繁忙を極めたが,戦後は生産が削減され,賃金減額や人員整理が相次いだ.これを直接の原因に,職工取り扱いの不公平さに対する不満,当時露見した職員の汚職への反発等が加わり,賃金増額と職員の態度是正を求める要求書が提出され,ストが計画された.しかし当局側は周到に厳戒態勢を敷き,ストに突入できないまま終息した.〔参〕《大阪社会労働運動史》1巻,1986.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。