幸徳秋水帰国歓迎演説会[社]1906.6.23
幸徳秋水帰国歓迎演説会[社]1906.6.23
1905年11月渡米した幸徳秋水が,6月23日横浜に帰着したあと,同28日日本社会党主催の歓迎演説会が錦輝館で開かれた.幸徳は〈世界革命運動の潮流〉と題した演説で,議会政策を否定し,ゼネスト戦術をとるべきことを主張した.〈世界の潮流〉に立つ彼の名演説は日本社会党の党員に大きな影響をあたえ,党内に議会政策か直接行動かの論争を生むことになった.〔参〕阪本武人《幸徳秋水》1972.⇒1907[社]2.17.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。