報徳会[文]1906.4.23
報徳会[文]1906.4.23
日露戦争後の農村疲弊を打開し,地方社会の〈改善〉をはかることを目的とし1905年に結成された.二宮尊徳のいわゆる報徳思想に立脚,機関誌《斯民》の発行(1906~)や講演会を通じて教化活動を展開し,地方改良運動の実質的担い手となった.井上友一・早川千吉郎・留岡幸助らが設立にかかわるが,地方名望家層を中核に村内の〈調和〉をはかり,農事改良や勤倹貯蓄も奨励した.’12年に中央報徳会と改称.〔参〕海野福寿・加藤隆編《殖産興業と報徳運動》1978.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。