東京市内電車値上げ反対運動[社]1906.3.6
東京市内電車値上げ反対運動[社]1906.3.6
1906年3月,市内の3電鉄会社は各々3銭の料金を3社共通5銭に値上げしょうとした.これに対し日本社会党・国家社会党などが反対運動を展開した.このとき市民大会後のデモが暴動へと発展,電車を焼き討ちし,新聞社を襲撃し社会主義者が検挙される事態もおこった.いったん運動はおさまるが,9月に再燃.しかし3社は合併し新会社を設立,料金は4銭となった.〔参〕桂川光正〈1906年東京の電車賃値上げ反対運動〉(史林68巻1号).⇒1909[社]1.12.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。