石川島造船所スト[労]1906.2.4
石川島造船所スト[労]1906.2.4
この日第一製鑵部職工102人が組長を通じ増給を請願したが,容れられなかったため,汽鑵課の全職工750人がストに入った.原因は,(1)組長らに増給があったのに職工には無く,しかも夜業廃止で生活が窮迫したこと,(2)課長の職工取り扱いが冷酷なことの2点であった.ストは7日までつづいたが,警察の介入に加え会社も5日工場閉鎖で対抗したため労働者側の全面敗北に終わった.〔参〕大河内一男・松尾洋《日本労働組合物語・明治》1965.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。