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治警法第5条改正請願[社]1905.1.24

治警法第5条改正請願[社]1905.1.24

   治安警察法第5条は1890年の集会及政社法の条文を引き継ぎ,婦人の政治結社加入・政談集会参加を禁止していた.平民社による婦人問題啓蒙の影響をうけ,今井歌子・川村春子らは,法改正の署名と議会請願を行った.衆議院は1905年2月と翌年2月婦人の政談集会参加を可決したが,法改正はなされなかった.そこで’07年3月及び’08年3月堺為子らは再度請願し,衆議院で可決,貴族院で否決された.新婦人協会が’22年3月法改正(政談集会参加への自由)に成功した.〔参〕児玉勝子〈平民社の婦人たちによる治安警察法改正請願運動について〉(歴史評論323号).⇒1900[政]3.10,1920[社]3.28.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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