〈君死に給ふこと勿れ〉[文]1904.9.-
〈君死に給ふこと勿れ〉[文]1904.9.-
与謝寿晶子が日露戦争のさなか,《明星》1904年9月号に発表した8行5連の厭戦詩.戦争に出征した弟を母や若妻がその身を案じ歎く詩で,晶子は〈すめらみことは,戦ひにおほみづからは出でまさね〉といい,〈旅順の城は滅ぶとも滅びずとても,何事ぞ〉と唱う.このとき大町桂月は晶子を〈社会の秩序を破壊する〉と論難,晶子は反論したがなおも攻撃はつづけられた.〔参〕《与謝野晶子全集・評論感想集)1980.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。