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大日本労働同志会[労]1904.4.-

大日本労働同志会[労]1904.4.-

   治安警察法の下で足尾銅山鉱夫が組織した労働組合.指導者の永岡鶴蔵は夕張の大日本労働至誠会の中心メンバーであったが,片山潜の勧めで全国の鉱山労働者を組織するため前年暮足尾に入り,坑夫として働きながらこの会を結成した.永岡は安全設備の不備,鉱業所の人命軽視を厳しく批判するとともに,傷病者にたいする相互救済を訴えて,この年10月頃には1400人の会員を得た.鉱業所や警察の圧迫で会員は減少したが,小数の活動家が残り,1906年の大日本労働至誠会足尾支部結成の基礎を準備した.〔参〕村上安正編《足尾銅山労働運動史》1958.二村一夫《足尾暴動の史的分析》1988.⇒1906[労]12.5.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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