三菱長崎造船所争議[労]1903.5.14
三菱長崎造船所争議[労]1903.5.14
長崎造船所は,新型船の建造や修理で著しく繁忙であった.この年の争議は,造船所が雨天日に作業を強行しようとしたのに対し,船体工事にあたる鉄工らが中止を求めたことで始まり,開始後,これに賃金3割増額の要求が加えられた.造船所は警察官の動員によって鎮静化に努めたが,結局労働者側の要求を認めた.〔参〕社会経済史学44巻5号.⇒1907[労]2.16.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。