京都綿ネル会社争議[労]1903.1.31
京都綿ネル会社争議[労]1903.1.31
同社では賞与配分に当たり多くの技師・工手が職工への特別賞与配分に賛成したが,工場監督であった1人の技師が反対したため,この日,200人の男工が重役室に押しかけて同技師の放逐を要求.その際,職工らは要求がいれられない場合はストに入る密約をかわしていた.このため,会社側は要求を認めたものの,同時に主謀者8人を解雇した.その後,解雇者中の3人は関西労働同盟会を組織して職工にストを働きかけたが,3月末治警法17条により拘引・送検された.〔参〕渡部徹編《京都地方労働運動史(増補版)》1968.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。