土地復権同志会[社]1902.4.6
土地復権同志会[社]1902.4.6
熊本県の自由民権運動家で,宮崎滔天の兄宮崎民蔵が結成した団体.勤労農民への土地の平等再配分を主張し,山梨・長野・新潟・大阪などに遊説活動を行い,多くの小作人の支持を得た.また土地均享法の制定を求める議会への請願運動を展開した.しかし,1910年の大逆事件で弾圧を受け,宮崎は朝鮮に亡命し,同会も自然消滅した.〔参〕青木恵一郎《日本農民運動史》2巻.1958.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。