日本労働者大懇親会禁止[文]1902.3.15
日本労働者大懇親会禁止[文]1902.3.15
1901年4月3日,二六新報社主催で行われた労働者大懇親会は,警察から参加者を5千人と制限されたにもかかわらず1万5千人を突破,毎年開催することを約して盛会のうちに終わった.翌年も4月3日開催の計画を発表したところ,3月8日警察によって禁止の内命が伝えられた.15日神田署が禁止命令を出すと,22日片山潜らは演説会等で抗議するとともに,24日に期成会の主催として第2回懇親会の開催計画を届け出た.これも28日に禁止されたが,以後,伊勢崎・和歌山・大宮などの地方で開催計画が進められた.〔参〕桜田倶楽部編《秋山定輔伝・1》1977.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。