福岡浮羽郡小作争議[社]1901.12.下
福岡浮羽郡小作争議[社]1901.12.下
浮羽郡江南村清宗の農民が,近隣の地域よりも小作料率が高いことを不満として,その引き下げを要求して起こした争議.小作料永久1割減の要求を掲げ,闘争本部を設け,地主の約束違反に対して同盟休校や示威運動で対抗するなど先進的な戦術をとり,広域的な争議へと発展した.しかし,警察の介入を招き400人が逮捕された(243人有罪).〔参〕青木恵一郎《日本農民運動史》2巻,1958.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。