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大日本労働団体聯合本部[労]1901.9.10

大日本労働団体聯合本部[労]1901.9.10

   8月24日,東京の活版工や鉄工・靴工等の労働組合の有志約100人が集合して,普選実施・工業条例発布・労働会館設置を決議し,あわせて労働組合の連合体を設置することを決めた.そして9月10日,労働組合期成会・鉄工組合・日鉄矯正会の有志や新聞記者などが集まって趣意書と規約を採択した.しかし,そこでは労資協調主義の立場が打ち出されたため,8月24日の集まりで仮参事員に選ばれた片山潜は会を脱退した.このため聯合本部はかつて大阪で大日本労働協会を設立した大井憲太郎の影響下に置かれた.聯合本部は11月3日正式に発足したが,その後さしたる活動をなしえなかった.〔参〕立花雄一《評伝横山源之助》1979.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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