タフ・ヴェイル事件[国]1900.8.20
タフ・ヴェイル事件[国]1900.8.20
1900年8月に起きたタフ・ヴェイル鉄道会社ストライキの際のピケ活動を理由に,同社は鉄道従業員組合に損害賠償を要求し,裁判に訴えた.’01年7月の上院裁決はこの要求の正当性を認めた.労働組合はその後ストライキを行うことが困難になったが,’06年には労働運動の圧力下で,ストライキの民事免責を規定した労働争議法が成立した.〔参〕松村高夫〈タフ・ヴェイル判決とイギリス鉄道労働運動〉《三田学会雑誌》79巻5号.⇒1906[国]12.21.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。