鐘紡職工救済奨励及懲罰規則[経]1900.3.-
鐘紡職工救済奨励及懲罰規則[経]1900.3.-
紡績職工の争奪の激化への対応として,職工の会社への定着を図るために福利厚生施設が整備されたが,共済組合もそのひとつであった.なかでも,鐘紡のそれが代表的であった.1900年に制定されたこの規則は,それまで慣行として行われてきた救済・懲罰を整備し,とくに職工の就業中の負傷に対する会社からの救済金を定めており,共済組合の給付の端緒といわれている.〔参〕佐口卓《日本社会保険史》1957.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。