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日本鉄道機関方スト[労]1898.2.24

日本鉄道機関方スト[労]1898.2.24

   1898年2月上旬,当時日本最大の私鉄であった日本鉄道(上野・青森間)の機関方に秘密組織〈我党待遇期成大同盟会〉の名で,(1)書記同等の待遇,(2)職名を機関手に改めること,(3)昇給を要求する運動を呼びかけた檄文が届き,各地で嘆願書の提出,遵法闘争が始まった.会社は石田六二郎・安居彦太郎ら指導者を解雇し弾圧を図った.これに対し機関士等は2月24日深夜から25日にかけ各地でストに突入した.ストは26~27日に中止され,以後委員をあげての交渉に移り,4月5日ほぼ要求を貫徹して争議を終えた.この時期には稀な組織性をもった先進的な争議である.〔参〕青木正久〈日鉄機関方争議の研究〉(《黎明期日本労働運動の再検討》1973).




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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