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《労働世界》[労]1897.12.1

《労働世界》[労]1897.12.1

   労働組合期成会の準機関紙.片山潜を主筆に当初月2回刊行され,片山のほか,高野房太郎・安部磯雄・横山源之助らが執筆した.鉄工組合の機関紙的な役割も果たしており,その支部の動向も多く記載されている.英文欄を設けて運動家の国際交流を図るなど特色ある編集を行い,その後の社会・労働運動機関誌のモデルとなった.しかし,1901年半ば頃から鉄工組合とともに衰退し,同年12月100号をもって《内外新報》と改題,翌’02年4月第2次《労働世界》,’03年3月《社会主義》と改称し’05年11月で刊行停止した.〔参〕労働運動史料委員会《労働世界(復刻版)》隅谷三喜男解説,1959.⇒1899[労]4.15.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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