日本郵船スト[労]1897.5.10
日本郵船スト[労]1897.5.10
艀舟水夫600人は,(1)主任の転任反対,(2)直接的監督体制の廃止(=船頭の請負制採用)反対,(3)荷物破損額の4割会社弁済(日本郵船では運賃収入の6割が水夫賃金,4割が会社収入になったが,弁済責任もこれに準ぜよとするもの)等を要求してストに入った.陸上の荷上人足の支援も受けてたたかったが,敗北した.なお当時,艀舟水夫の争議は他にいくつか見られるが,組合の存在は知られていない.〔参〕《日本労働運動史料》1巻,1962.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。