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キングスレー館[社]1897.3.1

キングスレー館[社]1897.3.1

   片山潜が組合派宣教師グリーンの財政的援助のもとに,キリスト教社会改良主義を実践するため,神田三崎町に設立した日本最初のセツルメント.〈当市民の幸福進歩発達を図る〉などを目的に掲げ,片山の日本における社会活動の最初の拠点でもあった.事業としては,まず幼稚園,ついで小僧夜学校・市民夜学校(英語教授)を開設,また西洋料理講習や片山の体験にもとづく渡米案内なども催した.一方,労働運動との関係が深まるなかで,片山は社会問題講演会・労働者月次懇親会・職工教育会などにも力をいれた.片山が社会主養に接近するにつれキリスト教会関係者との間は疎遠になり,片山は独力で館を維持した.〔参〕片山潜《自伝》1922.隅谷三喜男《片山潜》1960.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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