工業団体同盟会[労]1897.2.-
工業団体同盟会[労]1897.2.-
1896年6月頃,東京砲兵工廠の職長村松民太郎らによって,金属機械工場で働く労働者の相互扶助と社会的地位の増進を図るために組織化が企てられ,同工廠の労働者らによって結成された.会員の積立金によって独立工場を設立し,子弟の教育養成にあたることを計画した点に特徴がある.’98年秋には会員400人を超え,積立金をもとに1900年10月,東京小石川に表町諸機械製造所を開業した.村松はじめ同盟会員は期成会に入会し,鉄工組合の創立とその組織拡張の中心となった.〔参〕片山潜・西川光二郎《日本の労働運動》1901.⇒1897[労]12.1.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。