呉海軍工廠[経]1895.6.18
呉海軍工廠[経]1895.6.18
このとき海軍省によって仮設された呉兵器製造所は,1897年5月に呉海軍造兵廠となり,一方,’91年に操業を開始した呉鎮守府造船部は,’97年10月から呉海軍造船廠となった.1903年11月制定の海軍工廠条例でこれら両者が合体して呉海軍工廠が発足した.当時,軍工廠は,日本の重工業の中軸的な工場で,民間工場と隔絶した技術水準にあった.また,経営規摸も大きく,’03年には陸海軍工廠をあわせ5万3千の労働者を雇用していた.〔参〕小山弘健《日本軍事工業の史的分析》1972.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。