石川島造船所富二慈恵会[経]1893.8.-
石川島造船所富二慈恵会[経]1893.8.-
1880年代後半には,官業をはじめ造船・紡績などで職工救護の施設が作られ始めた.富二慈恵会もその1つで,石川島造船所の創設者平野富二を記念して設立された.就業中,疾病のため死亡した者に同会から弔慰金を贈与することなどを盛り込んでおり,三菱長崎造船所の職工救護法などとともに,後の職工共済制度の原型となった.〔参〕《石川島重工業株式会社108年史》1961.⇒1897[経]12.23.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。