岐阜県小作争議[社]1893.1.-
岐阜県小作争議[社]1893.1.-
1891年10月の濃尾大地震の後,震災下賜義捐金をめぐって県政が混乱し,自由党員の指導下に不正追及運動が各地で起こった.’93年頃には,これらの運動が西濃地域を中心に小作料引き下げ運動に発展し,1~2月にかけて県下の争議は約60件を数えた.また各地に小作人組合が結成され盛り上がりをみせた.しかし,県令の失脚により不正追及運動が下火になるとともに争議も鎮まった.〔参〕《岐阜県史・近代下》1972.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。