鉱業条例[経]1890.9.26
鉱業条例[経]1890.9.26
鉱業条例は,1873年に制定された日本坑法を改め,同法に欠けていた鉱夫の保護を新たに加えた.’92年6月施行.条例の鉱夫保護規定は,高島炭礦問題で坑夫待遇の劣悪さへの批判を受けた官僚が,’65年のプロシア鉱山法の鉱夫保護規定部分を直輸入的に導入したものであったが,他産業で労働保護法が成立していなかった当時としては先駆的な意義をもった.〔参〕村串仁三郎《賃労働政策の理論と歴史》1978.⇒1873[経]7.20.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。