三大事件建白書[社]1887.10.-
三大事件建白書[社]1887.10.-
1887年6月,内閣法律顧問ボアソナードが政府の条約改正案を批判し,7月に農商務大臣谷干城も反対意見書を提出して辞職するや,条約改正問題を中心に自由民権運動は再び高揚した.8月,各地の代表は続々と上京し,9月2日の全国有志懇親会には関東・東北・北陸を中心に17県の有志代表が参加,地租軽減,言論集会の自由,外交失策の挽回の三大要求によって運動をおこすことを申し合わせた.10月,高知県代表が元老院に〈三大事件建白書〉を提出.12月にかけて全国の有志・壮士が上京して建白・請願活動を展開した.〔参〕後藤靖《自由民権運動の展開》1966.
大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。