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岡山孤児院[文]1887.9.22

岡山孤児院[文]1887.9.22

   岡山医学校の学生でキリスト教徒の石井十次が設立した明治期の社会事業を代表する施設.石井は孤児教育会を組織し,その会員の支持で孤児院を創立した.一時は会員への依存による悪影響を考え,院児の労働による自活を企図したが失敗し,大原孫三郎ら賛助員の支持によって経営をつづけた.1906年の東北飢饉に際し無制限収容の方針を出し1200人もの大施設となった.石井の死後は大原が経営を引き受けたが,’26年に解散した.〔参〕柴田善守《石井十次の生涯と思想》1964.




大原クロニカは、法政大学大原社会問題研究所編『新版社会・労働運動大年表』(労働旬報社、1995年)に基づいたウェブ歴史事典です。日本の社会運動・労働運動を中心に解説しています。

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